CIS太陽電池とは?構造やメリット・デメリットを解説

目次

CIS太陽電池とは?構造やメリット・デメリットを解説

student

家電を知りたい

先生、『CIS太陽電池』について教えてください

teacher

家電製品マニア

CIS太陽電池は、シリコンではなく銅・インジウム・セレンを使用した化合物半導体で作られた太陽電池です

student

家電を知りたい

なるほど。シリコン系より薄いんですか?

teacher

家電製品マニア

はい。薄膜太陽電池と呼ばれ、変換効率はシリコン系に劣りますが、安価なのが特徴です

CIS太陽電池とは。

太陽電池の一種である「CIS太陽電池」は、シリコン半導体を使用せず、銅(Cu)、インジウム(In)、セレン(Se)を原料とする化合物を用いて製造されています。そのため、化合物半導体とも呼ばれます。

他の太陽電池とは異なり、薄膜タイプのため、厚みが薄いのが特徴です。コストが抑えられているものの、変換効率はシリコン製の太陽電池に比べて劣ります。

CIS太陽電池とは何か

CIS太陽電池とは何か

-CIS太陽電池とは-

CIS太陽電池とは、銅(Cu)、インジウム(In)、セレン(Se)からなる化合物を用いた薄膜太陽電池の一種です。一般的に、薄いガラス基板上に蒸着することで作成されます。CIS太陽電池の構成は、基板の下から上に、透明導電膜、CIS吸収層、バッファー層、金属電極となっています。

構造と材料

構造と材料

構造と材料

CIS太陽電池は、銅(Cu)インジウム(In)セレン(Se)の3種類の元素からなる化合物半導体で構成されています。この3種類の元素が組み合わされ、CuInSe2(CIS)という化合物半導体を形成します。

CIS太陽電池は、通常、ガラス基板の上に、透明導電酸化物(TCO)層、CIS吸収層、カドミウムサルファイド(CdS)緩衝層、亜鉛酸化物(ZnO)窓層、金属電極の順に積層して作製されます。これらの材料は、それぞれ特定の役割を担っています。TCO層は電気をガラス基板に伝導し、CIS吸収層は太陽光を吸収して電気を発生させます。CdS緩衝層は、CIS吸収層とZnO窓層の間のエネルギー障壁を低減し、ZnO窓層は太陽電池を外部から保護します。金属電極は、電気を太陽電池から取り出します。

メリット

メリット

CIS太陽電池のメリットには、以下のような点が挙げられます。

まず、CIS太陽電池は薄膜であり軽量で柔軟性があります。そのため、屋根だけでなく、車や建物の一部などにも設置することが可能です。また、低コストで製造できるという特徴もあり、設置費用を削減できます。さらに、CIS太陽電池は従来のシリコン太陽電池よりも高い変換効率を誇ります。つまり、同じ面積でもより多くの電力を発電できるということです。

デメリット

デメリット

デメリット

CIS太陽電池にも、いくつかのデメリットがあります。まず、原料コストが高いという点です。インジウム、ガリウム、セレンは希少金属で、価格が変動しやすく高価です。また、エネルギー変換効率が比較的低いという点も挙げられます。一般的にシリコン太陽電池と比較して、変換効率は12~15%程度です。さらに、湿気に弱いという欠点があり、長期的に屋外で使用すると、湿気による劣化が懸念されます。また、温度依存性が大きいという点もデメリットです。温度が上がるとエネルギー変換効率が低下し、発電量が減少します。

用途

用途

CIS太陽電池の用途は幅広く、次のような分野で活用されています。

* 家庭用太陽光発電システム住宅の屋根に設置することで、住宅内の電力を賄えます。
* 産業用太陽光発電所大規模な土地に設置され、企業や公共機関など大口の電力需要を賄えます。
* ポータブル電源キャンプや災害時など、電源のない環境でも電力を供給できます。
* ビル統合型太陽光発電(BIPV)ビルの壁や窓に組み込んで、建物の外観と同時に発電機能を持たせます。
* 宇宙探査人工衛星や探査機に搭載され、遠隔地での電力供給を担います。

\ 最新情報をチェック /

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次