接地抵抗測定でわかる、電気設備の安全対策

家電を知りたい
先生、『接地抵抗測定』って何ですか?

家電製品マニア
接地抵抗測定とは、大地に埋設された接地極に対して電圧を印加し、流れる電流に対する抵抗値を測定する試験のことだよ。

家電を知りたい
大地に電圧をかけるんですか?

家電製品マニア
そうだよ。接地極が電気機器の故障電流などを大地に流す役割を適切に果たしているかを確認するために測定するんだ。
接地抵抗測定とは。
接地抵抗測定とは、電気機器と大地を接続する接地極の抵抗値を測定する試験です。接地極に電圧を加えて流れる電流を測定することで、接地抵抗値を調べます。
接地抵抗測定とは?

接地抵抗測定とは? 電気設備の安全を確実なものにするために欠かせない測定方法が、接地抵抗測定です。これは、設備の金属部分と大地との間の電気抵抗値を測定するもので、この抵抗値が小さければ電気事故の危険性が低くなります。測定では、大地に接地電極を打ち込んで、設備の金属部分と電極との間の電圧と電流を測定し、そこから抵抗値を算出します。この測定値は、電気設備の安全性を評価するための重要な指標として利用されます。
なぜ接地抵抗測定が必要なのか?

電気設備の安全対策を確保するためには、接地抵抗測定が欠かせません。接地抵抗とは、電気設備のボディやフレームが大地に接続されたときの、大地への電気抵抗のことです。この抵抗値が低いほど、設備から大地に漏れた電流が効率的に大地に流れて、人への感電の危険性を低減できます。
接地抵抗測定が必要な理由は、経年劣化や環境の変化によって、接地抵抗値が上昇し、感電の危険性が高まるためです。接地抵抗値が高くなると、設備から漏れた電流が大地に流れにくくなり、設備や周辺に電圧が発生してしまいます。この電圧により、人体に電流が流れ、感電事故につながる恐れがあります。
接地抵抗測定の方法

接地抵抗測定の方法とは、接地極と大地との間の抵抗値を測定する作業です。接地抵抗を測定するには、接地抵抗計と呼ばれる装置を使用します。この装置は、接地極と大地の間に電流を流し、その電流と電圧を測定して抵抗値を計算します。
接地抵抗測定を行うには、まず接地極と大地との間に測定用電極を打ち込みます。次に、接地抵抗計の2本の端子を測定用電極と接続します。1つの端子は接地極に接続し、もう1つの端子は大地に接続します。その後、接地抵抗計の電源を入れて測定を行います。測定結果は接地抵抗計に表示されます。
接地抵抗測定の結果の見方

接地抵抗測定の結果の見方
接地抵抗測定により得られた結果は、電気設備の安全性を評価する上で重要な指標となります。測定結果は通常、オーム(Ω)単位で表され、低い接地抵抗値ほど良好な接地が確保されていることを示します。
日本工業規格(JIS)では、一般的に以下の接地抵抗値の範囲が推奨されています。
* 10Ω以下良好な接地
* 10~100Ω許容範囲内
* 100Ω超接地の不良
低い接地抵抗値は、接地設備が適切に機能しており、電流が安全に大地に逃げることを示します。逆に、高い接地抵抗値は、接地が不十分で、電流が大地に逃げるのに抵抗があることを示します。これは、感電事故や電気火災のリスクを高めます。
接地抵抗測定の結果を評価する際には、測定場所の土壌条件や周囲の環境も考慮する必要があります。土壌が乾燥していたり、凍結していたりすると、接地抵抗値は高くなります。また、近隣の建物の基礎や水道管など、他の接地された構造物が測定結果に影響を与える場合があります。
接地抵抗測定の注意点

適切な接地抵抗測定を実施するためには、いくつかの注意点があります。測定環境の影響を考慮することが重要です。土壌の湿度や気温、また周辺の他の接地設備との相互干渉など、さまざまな要因が測定結果に影響を与える可能性があります。測定を行う前に、周囲の環境を十分に調査し、それらの影響を最小限に抑える対策を講じることが大切です。
さらに、測定方法の選択が測定結果の正確性に影響します。一般的な測定方法としては、3点法、4点法、フォール・オブ・ポテンシャル法などがあります。それぞれの方法には長所と短所があり、測定環境や目的によって適切な方法を選択する必要があります。また、測定器の校正やメンテナンスも、正確な測定結果を得るために不可欠です。
適切な接地抵抗測定を行うことで、電気設備の安全対策の有効性を評価できます。接地抵抗値が基準値を満たしていない場合、電気機器の過電流や漏電事故につながる可能性があります。定期的な接地抵抗測定を実施し、測定結果を管理することで、電気設備の安全性を確保し、事故や災害を未然に防ぐことができます。