ソーダストリームで強炭酸の作り方|5つのコツと最適設定

ソーダストリームで強炭酸を作る5つのコツと最適設定
ソーダストリームで強炭酸を作りたい!その理由と基本知識
家庭で手軽に炭酸水を作れるソーダストリーム。市販のペットボトル炭酸水に比べてコスパが良いと人気ですが、「思ったより炭酸が弱い…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
実は、ソーダストリームで市販の強炭酸水以上の強烈な炭酸を作ることは可能なんです!
ハイボールや割り物として使うなら、強い炭酸がお酒の風味を引き立て、より爽快な飲み心地になります。また、健康志向の方にとっても、強炭酸水は満足感が高く、水分摂取の習慣化にも役立ちます。

ソーダストリーム本体と炭酸水が入ったグラス
ソーダストリームは2025年現在、市場シェアNo.1の家庭用炭酸水メーカーです。市販のペットボトル炭酸水(約100円/500mL)と比較して、ソーダストリームで作る炭酸水は約20円/500mLとコスパに優れています。毎日500mLの炭酸水を飲む人なら、年間約30,000円もお得になる計算です。
でも、せっかく買ったのに「市販の炭酸水より弱い…」と感じたら残念ですよね。
強炭酸の基準とは?ガスボリュームで理解する炭酸の強さ
まず、「強炭酸」とは何かを理解しましょう。炭酸の強さは「ガスボリューム(GV)」という単位で表されます。これは1Lの水に溶け込んだ二酸化炭素の量(L)を示しています。
一般的に、GV3.5以上が「強炭酸」の基準とされています。市販の強炭酸水として知られるウィルキンソンは約3.6GVです。

炭酸水の強さ比較図
ソーダストリームの製品によって作れる炭酸の強さは異なります。検証の結果、最も弱い製品で3.11GV、最も強い製品で3.72GVという結果が出ています。つまり、製品選びも強炭酸を作るための重要なポイントなのです。
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──それは、ソーダストリームを置いた日から。
「TERRA(テラ)」や「enso(エンソウ)」などのモデルは、3.7GV前後の強炭酸が作れるため、強炭酸好きにおすすめです。一方、「E-TERRA」は3.11GVとやや控えめなので、強炭酸を求める方には物足りないかもしれません。
でも、製品選びだけではなく、使い方を工夫することでさらに強い炭酸を作ることができるんです!
ソーダストリームで強炭酸を作る5つのコツ
ここからは、どのソーダストリーム機種でも実践できる、強炭酸を作るための5つの具体的なコツをご紹介します。これらを実践すれば、市販の強炭酸水を超える強さの炭酸水が自宅で簡単に作れますよ。
コツ①:水温を徹底的に下げる(0〜2℃が理想)
強炭酸を作るための最も重要なポイントは、水温です。炭酸ガスは水温が低いほど溶け込みやすくなります。
理想的な水温は0〜2℃。冷蔵庫で冷やした水(4〜5℃)では足りません。

氷を使って水温を下げる様子
最強の炭酸水を作るには、次の手順で水温を下げましょう。
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専用ボトルに冷蔵庫で冷やした水を入れる
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小さな氷を100〜150g程度追加する
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よく撹拌して水温を2℃以下まで下げる
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氷が残っている状態で炭酸注入を始める
「水温が高い(4〜5℃)とまず失敗します」という声もあるほど、水温は強炭酸作りの成否を分ける重要な要素です。氷をたっぷり使って、思い切って冷やしましょう!
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コツ②:ガスシリンダーの残量を確認する
ガスシリンダーの残量が少なくなると、注入される炭酸ガスの圧力が弱くなり、強炭酸が作りにくくなります。
新品のガスシリンダー(60L用)は約400gの内容量があります。強炭酸を作るなら、重量が1000g以上(シリンダー本体+ガス)あるものを使用するのがベストです。

ソーダストリームのガスシリンダー
残量が少なくなったと感じたら、思い切って新しいシリンダーに交換しましょう。半分以下になったシリンダーでは、いくら頑張っても最強の炭酸は作れません。
ちなみに、強炭酸水(GV3.5以上)を1回作るのに使用されるガス量は約15〜20g。60L用シリンダーで500mLの強炭酸水を作ると、約20本で空になる計算です。
コツ③:「プスッ」音を聞き逃さない注入テクニック
炭酸ガスを注入する際の「プスッ」という音は、水に炭酸が十分に溶け込み、一部が逃げ出している合図です。この音を目安に注入回数を決めると、効率よく強炭酸が作れます。

ソーダストリームで炭酸を注入している様子
最強の炭酸水を作るための注入テクニックは次の通りです。
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注入ボタンを0.5〜1秒間押す
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「シュー」という音がしたら、さらに注入を続ける
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「プスッ」という音が聞こえたら一旦手を止め、3秒待つ
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再び「プスッ」音が聞こえるまでガスを注入する
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これを繰り返す(15回程度で最強の炭酸水に)
「プスッ」音の回数で炭酸の強さを判断できます。
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1〜2回:微炭酸水
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3〜5回:弱めの炭酸水
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6〜10回:普通の炭酸水
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10〜15回:強炭酸水
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15回以上:超強炭酸水(これ以上は強さがあまり変わらない)
市販の強炭酸水を超える強さを求めるなら、15回の「プスッ」音を目指しましょう!
コツ④:専用ボトルではなく真空断熱ボトルを活用する
ソーダストリームの付属ボトルでも十分強炭酸は作れますが、さらに強い炭酸を求めるなら、真空断熱ボトルの使用がおすすめです。

真空断熱ボトルとソーダストリーム
アトラス社の真空断熱ボトル「SHUWAT」などを使うメリットは次の通りです。
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氷を入れやすく、0〜2℃の低温を維持しやすい
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真空断熱構造により、作った後も炭酸が抜けにくい
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直接飲めるので、注ぐ際の炭酸ロスがない
付属のペットボトルを使う場合は、ボトルに入る小さな氷を用意するか、あらかじめボトル内に100mlの水を入れて凍らせておくと良いでしょう。
真空断熱ボトルは追加費用がかかりますが、本気で強炭酸を楽しみたい方には価値ある投資です!
コツ⑤:作った後の取り扱いに注意する
せっかく強炭酸を作っても、その後の取り扱いで炭酸が抜けてしまっては台無しです。作った後は次のポイントに注意しましょう。

炭酸水の適切な取り扱い方
強炭酸を維持するためのポイントは次の通りです。
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作った直後はボトルを激しく振らない
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できるだけボトルから直接飲む(グラスに注ぐと炭酸が逃げる)
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飲みきれない場合は、キャップをしっかり閉めて冷蔵庫で保管
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開封後は早めに飲みきる(時間が経つほど炭酸は弱くなる)
また、炭酸が弱くなってきたと感じたら、残りの水に少し新しい冷水を足して、再度炭酸を注入する「追い炭酸」テクニックも効果的です。
機種別・最適な強炭酸設定
ソーダストリームの機種によって、強炭酸を作るための最適な設定が異なります。主要な機種別の設定方法をご紹介します。
手動式モデル(TERRA、ART、GAIAなど)の最適設定
手動式モデルは、ボタンを押す回数と強さで炭酸の強度を調整します。

手動式ソーダストリームモデル
TERRA(テラ)は、比較した商品の中でもトップクラスの炭酸強度3.72GVを記録。市販の炭酸水も超えるレベルの強炭酸水を作れます。
手動式モデルで最強の炭酸を作るための設定は次の通りです。
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水温を0〜2℃まで下げる
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ボタンを1秒間隔で押す
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「プスッ」音が15回程度するまで繰り返す
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最後は少し長めに(1.5〜2秒)押して仕上げる
手動式の場合、ボタンを押す強さも重要です。弱く押すよりも、しっかりと押し込む方が効率よく炭酸が注入されます。
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電動式モデル(E-TERRA、Source Powerなど)の最適設定
電動式モデルは、ボタンを押すだけで自動的に炭酸が注入されます。一定量の炭酸を安定して注入できる反面、手動式ほどの強炭酸は作りにくい傾向があります。

E-TERRAの炭酸強度は3.11GVと、比較した商品の中では控えめです。より強い炭酸を求める場合は工夫が必要です。
電動式モデルで強炭酸を作るための設定は次の通りです。
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水温を0℃近くまで徹底的に下げる(これが特に重要)
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「強」ボタンを1回押す
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完了後、もう一度「強」ボタンを押す
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これを2〜3回繰り返す
電動式は1回の操作で注入される炭酸量が決まっているため、複数回の操作が必要です。E-TERAユーザーからは「強を一回で強炭酸と言われてますが、私は足りないので2回押してしっかり出来上がります」という声もあります。
よくある失敗と解決法
ソーダストリームで強炭酸を作る際によくある失敗と、その解決法をご紹介します。
「いくら押しても炭酸が弱い」場合の対処法
炭酸が弱いと感じる最も一般的な原因は、水温が高すぎることです。

炭酸が弱い場合の対処法
次のポイントをチェックしてみましょう。
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水温が4℃以上ではないか(冷蔵庫の水だけでは不十分)
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ガスシリンダーの残量が少なくなっていないか
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ボトルが正しくセットされているか
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注入ボタンを十分な回数押しているか
特に水温は最重要ポイントです。「水温が高い(4〜5℃)とまず失敗します」という声もあるほど、徹底的に冷やすことが成功の鍵です。
「炭酸がすぐに抜ける」場合の対処法
せっかく作った強炭酸がすぐに弱くなってしまう場合は、次の点に注意しましょう。
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ボトルのキャップがしっかり閉まっているか
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ボトルを振ったり、強く衝撃を与えていないか
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常温で保存していないか(冷蔵保存が基本)
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開封後、時間が経ちすぎていないか
また、真空断熱ボトルの使用も炭酸の持続時間を大幅に延ばす効果があります。
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「水があふれる」場合の対処法
炭酸注入時に水があふれる場合は、次の原因が考えられます。
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水の量が多すぎる(適正ラインを超えている)
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ボタンを押しすぎている(一度に長く押している)
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水温が高すぎる(炭酸が溶け込まず、すぐに泡になる)
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ボトルが正しくセットされていない
特に初心者の方は、適正ラインを守り、短く押す回数を増やす方法で調整してみましょう。
コスパを考えた強炭酸作りのポイント
強炭酸を追求するとガスの消費量が増えるため、コストパフォーマンスを考えることも大切です。
ガス消費量と経済性
強炭酸水(15回の「プスッ」音レベル)を1回作るのに使用されるガス量は約15〜20g。60L用シリンダー(約400g)では、500mLの強炭酸水を約20本作れる計算です。

ガス消費量と経済性の図
60L用交換用ボンベは2,400円程度なので、500mLの強炭酸水を1本作るのに約120円のガスコストがかかります。市販の炭酸水(約100円/500mL)と比べると、強炭酸を追求するとコスト面でのメリットは薄れてしまいます。
しかし、次のような工夫でコストを抑えることも可能です。
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必要な時だけ強炭酸にし、普段は中程度の炭酸で済ませる
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ガスシリンダーの交換は公式の回収サービスを利用する(最もお得)
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セール時にまとめてガスシリンダーを購入する
また、「ドリンクメイト」という類似製品は構造上の違いから、同じ強度の炭酸水を作るのに必要なガス量が少なく(約10g程度)、コスト面で有利という意見もあります。
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──ソーダストリームがある生活って、こういうことか。
ボトル寿命を延ばすコツ
ソーダストリームの専用ボトルには使用期限があります(通常3年程度)。ボトルの寿命を延ばすことでランニングコストを抑えられます。
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使用後はよく洗い、完全に乾かしてから保管する
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食洗機での洗浄は避ける(手洗いが基本)
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直射日光の当たる場所や高温の場所での保管を避ける
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ボトルに傷がついたら交換する(安全のため)
また、真空断熱ボトルは初期投資は高いものの、長期的に使用できるためコスパが良いという側面もあります。
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まとめ:ソーダストリームで最強の炭酸水を作ろう
ソーダストリームで市販の強炭酸水を超える強烈な炭酸水を作るコツをご紹介しました。最後に重要ポイントをまとめます。

強炭酸水作りのまとめ
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水温を0〜2℃まで徹底的に下げる(最重要ポイント)
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ガスシリンダーの残量を確認する(新品または十分な残量があるものを使用)
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「プスッ」音を15回程度聞くまで注入を続ける(手動式の場合)
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電動式は「強」ボタンを2〜3回繰り返し押す
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作った後の取り扱いに注意する(振らない、直接飲む、冷蔵保存)
これらのコツを実践すれば、ウィルキンソンなどの市販強炭酸水を超える、「口の中で暴れ回る」ような強烈な炭酸水を自宅で簡単に作ることができます。
2025年現在、ソーダストリームの中でも特に「TERRA(テラ)」や「enso(エンソウ)」などのモデルは3.7GV前後の強炭酸が作れるため、強炭酸好きにおすすめです。
自分好みの水で、市販品では味わえないような強烈な炭酸を楽しんでみてください。一度その爽快感を味わうと、もう市販の炭酸水には戻れなくなるかもしれませんよ!
より詳しい情報や各モデルの詳細な比較については、以下もご覧ください。