マイクロフォーサーズとは?デジタルカメラの用語を解説

家電を知りたい
マイクロフォーサーズってどんな意味ですか?

家電製品マニア
デジタルカメラなどに搭載されている撮影素子のサイズの一つだよ。

家電を知りたい
フォーサーズってなんだっけ?

家電製品マニア
4:3のことで、マイクロフォーサーズは35mmフィルムサイズの1/4の大きさを表してるんだ。
マイクロフォーサーズとは。
「マイクロフォーサーズ」とは、デジタルカメラの撮影素子のサイズを表す用語です。これは「フォーサーズ」という、4:3というアスペクト比のサイズを指します。「マイクロフォーサーズ」は、この「フォーサーズ」に対して、35mmフィルムサイズの約1/4のサイズを示します。具体的には、17.3×13mmのサイズです。一般的なデジタル一眼レフカメラに多く採用されている「APS-C」サイズ(約23×15mm)よりもやや小さくなります。
マイクロフォーサーズの定義と意味

マイクロフォーサーズとは、パナソニックとオリンパスが共同開発したデジタルカメラのレンズマウント規格です。この規格は、イメージセンサーのサイズを約13×17.3mmと定めており、一般的なフルサイズセンサーよりもはるかに小型です。これにより、カメラ本体とレンズの小型軽量化を実現し、携帯性や操作性を向上させています。
マイクロフォーサーズのサイズと特徴

-マイクロフォーサーズのサイズと特徴-
マイクロフォーサーズは、センサーサイズが13.4 x 17.3 mmのデジタルカメラの画像規格です。この小型センサーサイズは、コンパクトなボディ設計が可能で、カメラやレンズを軽量化することができます。マイクロフォーサーズ規格のカメラは、一眼レフやミラーレス機など、さまざまなタイプが展開されています。
マイクロフォーサーズシステムの大きな特徴は、フランジバックが短いことです。フランジバックとは、レンズマウントからセンサーまでの距離のことですが、マイクロフォーサーズでは約20 mmと非常に短くなっています。これにより、レンズをよりコンパクトに設計できます。さらに、レンズ交換時にフランジバックが変化しないため、レンズを互換性の高いボディで簡単に使用できます。
マイクロフォーサーズのメリット

マイクロフォーサーズは、デジタルカメラにおけるレンズ交換式システムであり、そのメリットの一つは小型・軽量な設計です。マイクロフォーサーズカメラはフルサイズやAPS-Cセンサーを使用したカメラよりもボディが小さく、レンズもコンパクトに作られています。そのため、持ち運びが容易で、旅行やスナップ写真に最適です。
また、マイクロフォーサーズシステムには、豊富なレンズの選択肢があります。広角レンズから望遠レンズまで、さまざまな焦点距離をカバーしており、あらゆる撮影状況に対応できます。さらに、マイクロフォーサーズレンズは一般的にフルサイズやAPS-Cレンズよりも手頃な価格で入手できます。
もう一つの大きな利点は、フォーカス速度の速さです。マイクロフォーサーズセンサーは、フルサイズやAPS-Cセンサーよりも小さく、フォーカスに必要な移動距離が短くなります。これにより、自動フォーカスがより高速かつ正確に動作し、動いている被写体も鮮明に捉えることができます。
マイクロフォーサーズのデメリット

マイクロフォーサーズ規格はコンパクトなカメラを実現できますが、いくつかのデメリットがあります。まず、センサーサイズが小さいため、フルサイズセンサーを搭載したカメラに比べて、高感度撮影時のノイズやダイナミックレンジが劣ります。また、レンズの選択肢が他の人気フォーマットよりも限定されており、特定の焦点距離や絞り値が必要な場合に苦労することがあります。さらに、マイクロフォーサーズシステムは他のセンサーフォーマットほど広く普及しておらず、アクセサリーやレンズが手に入りにくい場合があります。
マイクロフォーサーズ搭載のカメラの例

マイクロフォーサーズシステムを採用したカメラは数多くラインナップされています。その代表的な例としては、オリンパスOM-Dシリーズ、オリンパスペンシリーズ、パナソニックLUMIX Gシリーズなどが挙げられます。これらのカメラはいずれもコンパクトサイズながら高い画質と機動性を兼ね備えており、写真愛好家からプロカメラマンまで幅広く支持されています。また、レンジファインダータイプのマイクロフォーサーズカメラとして有名なのが、パナソニックのLUMIX DMC-GMシリーズです。このシリーズはコンパクトかつスタイリッシュなデザインで、ミラーレスカメラでありながらクラシックなフィルムカメラのような雰囲気を醸し出しています。