棟上導体とは?落雷から建物を守る役割

家電を知りたい
「棟上導体」について教えてください。

家電製品マニア
棟上導体は、避雷設備の一部で、建物の屋上やパラペットに露出して設置される導体です。

家電を知りたい
材質はどうなっているんですか?

家電製品マニア
銅またはアルミニウムが主流で、鬼撚線と呼ばれる撚り線をメッシュ状に敷設します。このメッシュ形状が落雷から建物を保護する役割を果たします。
棟上導体とは。
「棟上導体」とは、建物の避雷設備に使われる部品の一つです。避雷設備の基準であるJISA4201に沿って作られ、落雷を直接受ける部分として機能します。主に銅かアルミでできています。
棟上導体は、屋根やパラペットの上に露出して設置されます。「鬼撚線」と呼ばれるねじれた導線が格子状に使われ、20メートル以内の間隔で敷設されます。これにより、落雷から建物を守る効果があるとされています。
JISA4201の2003年版では、メッシュの密度を高めることで保護性能が向上するとされています。メッシュが細かいほど、落雷から建物を守りやすくなるということです。
棟上導体の役割

棟上導体の役割は、雷から建物を守ることです。雷は高いところに落ちる傾向があり、建物の最も高い部分に落雷すると建物を破壊したり火災を引き起こしたりする可能性があります。棟上導体は、建物の最上部に設置された導電性の棒で、雷が建物の最も高い部分に落ちたときに、その電気を地面に逃がす経路を提供します。これにより、建物が雷被害から守られます。
棟上導体の種類と特徴

-棟上導体の種類と特徴-
棟上導体には、丸棒型と角棒型があります。丸棒型は丸い断面を持ち、角棒型は角張った断面を持っています。丸棒型は風による揺れに強く、角棒型は重量があり耐荷重に優れています。
また、銅製とアルミ製の棟上導体があります。銅製は導電率が高く、耐腐食性に優れています。アルミ製は軽くて安価ですが、耐腐食性が低いという特徴があります。
さらに、メッキ付きとメッキなしの棟上導体があります。メッキ付きは亜鉛や錫などの金属でコーティングされており、耐腐食性を高めています。メッキなしはコストが安価ですが、耐腐食性が低くなります。
棟上導体の設置方法

棟上導体の設置方法は、建物の形状や規模に応じて異なりますが、一般的な手順は以下の通りです。
まず、建物の上部に避雷針を設置します。避雷針は、落雷を建物に引きつけるためのものです。次に、避雷針から降下導体と呼ばれる導線を建物外壁に沿って下ろし、地中に埋設されたアースに接続します。この降下導体は、落雷によって避雷針に流れた電流を地中に逃がす役割を持ちます。
また、降下導体と同様の導線である水平導体を屋根上に設置して、落雷を分散させることもあります。水平導体は、降下導体とアースを接続する複数の導線で構成されています。
棟上導体の設置には、適切な材料と施工技術が必要です。落雷による被害から建物を確実に守るためには、資格のある専門家による設置とメンテナンスが不可欠となります。
棟上導体のメンテナンス

落雷から建物を守る重要な役割を担う棟上導体の適切な機能を維持するには、定期的なメンテナンスが不可欠です。メンテナンスには、接続部の点検、腐食や損傷の確認、接地の状態の確認などが含まれます。また、適切な接地が確保されているかどうかも重要な確認ポイントです。落雷は一瞬で、建物や人命に甚大な被害をもたらす可能性があります。そのため、棟上導体の適切なメンテナンスにより、落雷による被害から建物を保護し、安全性を確保することが重要です。
棟上導体の注意点

棟上導体の設置には、いくつかの重要な注意事項があります。まず、適切な設置位置が必要です。棟上導体は、建物の最高点に設置する必要があります。これにより、落雷を捉え建物を保護することができます。また、十分な導電性を確保することが不可欠です。銅やアルミニウムなどの導電性の高い材料を使用し、適切に接合することが重要です。さらに、アースを適切に行う必要があります。アースは、雷の電流を安全に地面に逃がすために不可欠です。これらの注意事項を無視すると、落雷に対する建物の保護効果が低下し、最悪の場合、火災や感電などの重大な事故につながる可能性があります。