抵抗温度計とは?種類と仕組みを解説

家電を知りたい
先生、『抵抗温度計』について教えてください。

家電製品マニア
抵抗温度計は、温度の変化によって抵抗値が変化する物質(測温抵抗体)を利用した温度測定器です。ブリッジ回路でその抵抗値の変化を検出し、温度を測定します。

家電を知りたい
ブリッジ回路とは何ですか?

家電製品マニア
ブリッジ回路は、抵抗器やコンデンサを組み合わせた回路で、抵抗値のバランスを利用して未知の抵抗値を測定するものです。抵抗温度計では、測温抵抗体をブリッジ回路の一辺に接続し、温度の変化による抵抗値の変化を測定します。
抵抗温度計とは
家電で「抵抗温度計」と呼ばれるのは、温度が変化すると電気抵抗が変わる金属や半導体(測温抵抗体)を利用した温度測定器です。測温抵抗体の抵抗値の変化を検出し、ブリッジ回路で測定値を表示または記録します。
抵抗温度計の種類

抵抗温度計は、使用目的や環境に応じてさまざまな種類があります。一般的な種類をいくつか紹介します。
* 白金抵抗温度計 (Pt100)最も広く使用されているタイプの抵抗温度計で、高い精度と安定性を備えています。高精度な温度測定が必要な場合によく使用されます。
* ニッケル抵抗温度計 (Ni100)白金抵抗温度計よりも安価で、耐食性にも優れています。ただし、白金抵抗温度計よりも精度が低くなります。
* 銅抵抗温度計 (Cu100)非常に低い温度を測定するために使用されます。白金抵抗温度計やニッケル抵抗温度計と同様に、銅抵抗温度計も高い精度と安定性を備えています。
* カーボン抵抗温度計 (C100)高い温度を測定するために使用されます。カーボン抵抗温度計は他のタイプの抵抗温度計よりも耐熱性に優れていますが、精度が低くなります。
抵抗温度計の仕組み

抵抗温度計は、金属や半導体の電気抵抗率が温度変化によって変化する性質を利用しています。温度が上がると電気抵抗が大きくなり、逆に下がると抵抗が小さくなります。この特徴を利用することで、温度を電気抵抗の変化から測定できます。
抵抗温度計は、測定対象に接する温度センサ部と、抵抗値を読み取る電子回路から構成されています。温度センサ部は、測定対象と熱平衡になるよう設計されており、その電気抵抗の変化を電子回路が測定します。電子回路は、温度と電気抵抗の変化の関係を示す校正曲線を用いて、測定された抵抗値から温度を算出します。
抵抗温度計の利点

抵抗温度計の利点抵抗温度計は、その優れた特性により、さまざまな工業用途において温度測定に広く使用されています。その主な利点として、高い精度と安定性があげられます。正確な温度測定が求められるアプリケーションにおいて、抵抗温度計は信頼性の高い性能を発揮します。また、広い温度範囲を測定できるため、極低温から高温まで幅広い用途に対応可能です。さらに、耐久性と耐腐食性に優れ、過酷な環境下でも安定した測定結果を提供します。
抵抗温度計の用途

抵抗温度計は、その温度測定の正確性と安定性から、さまざまな産業や分野で広く使用されています。最も一般的な用途を以下に示します。
* -産業プロセス制御-化学プラント、石油精製所、発電所では、抵抗温度計を使用してプロセス温度を正確に制御しています。
* -医療機器-医療用では、抵抗温度計が体温計やインキュベーターの温度測定に使用され、患者の安全と快適性を確保しています。
* -研究所-科学的研究では、抵抗温度計は正確な温度測定が不可欠な実験で広く使用されています。
* -環境モニタリング-気象観測所、環境研究所、水処理施設では、抵抗温度計を使用して環境温度の変化を監視しています。
* -家電製品-冷蔵庫、オーブン、電子レンジなどの家電製品では、抵抗温度計が最適な温度を維持するために使用されています。
抵抗温度計の選び方

抵抗温度検出器を選択する際には、用途に合った特定の機能を検討することが重要です。以下に、抵抗温度検出器を選択する際に考慮すべき主な点を示します。
* -測定範囲- 目的の温度範囲をカバーする抵抗温度検出器を選択する必要があります。
* -精度- 測定に必要な精度レベルを検討します。より高い精度には、より高価なセンサーが必要になる場合があります。
* -レスポンス時間- 抵抗温度検出器のレスポンス時間は、測定するイベントの速度に影響します。高速イベントには、より短いレスポンス時間のセンサーが必要です。
* -耐環境性- 抵抗温度検出器が設置される環境の温度、湿度、化学物質などの要因を考慮します。
* -コスト- 予算と、抵抗温度検出器に割り当てることができる金額を考慮します。